生活収納家具の工場見学

「生活収納家具」の工程にそって、大谷産業(株)の本社工場をご案内します。
チーム制作によって、1日約60台の収納家具を製作しています。

オーダー受注

お客さまから発注いただいた収納プランのデータは、
納期やお届け先と共にオンラインで本社工場に送られてきます。
ファクスと電話連絡によりプランの内容を確認します。

プランデータ解析

収納プランとして描かれているデータを解析してパーツに分解。
邸別に、製作伝票を作成します。
随時送られてくるオーダーに対し、作業効率と納期に配慮し、
製作プランを立てます。

材料準備

邸別に行われる製作作業に際し、まず行うことは材料をそろえることです。
加工の流れは大きくは3 つ。本体部分、扉、その他の小パーツ。
それぞれの製作現場に材料を振り分けます。

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本体用板加工

合板・芯材切断

さまざまなサイズの板材を切断します。
効率の良さとムダを出さない歩留まりの良い
木取りを考えながら作業を行い、
次の工程で作業がしやすいような順番に並べて台車に材料を積みます。

フラッシュ

表面材を芯材に貼り合わせます。接着剤の量、材の表裏に気を配り、
ローラーやプレス機にかけるため、
一枚一枚小さなほこりを丁寧に取り除きキズを防ぎます。
ほこりが見えやすい専用の照明が設置されています。

テノーナ・縁張り

テノーナは、奥行き方向の寸法をカットします。
板と板が接合する箇所は、その形状の加工も行います。
縁張りでは、機械でテープ状の材料を木口に張った後、
手作業で丁寧に圧着させ仕上がりの精度を高めます。

切断

長さ方向に板材を切断します。一枚一枚サイズが違うため、
制御装置の入力をその都度行います。
ほこりで表面がキズ付かないよう、
作業台の上の掃除をきめ細かく行います。

穴あけ加工

ダボを打つ穴、パーツを取り付ける穴など、
各種の機械を用いてさまざまな穴あけ加工を行います。
板材を作業台に載せるときは角を決めてから板を置き、
滑らせてキズをつけないようにします。

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扉用板加工

切断・穴あけ・面取り

塗装を施す板材の切断、穴あけ加工を行います。
塗装面が美しく仕上がるよう、表面の精度に気を配ります。

塗装

シーラの塗布から磨きまで、何工程もある塗装の工程。
買い足しの製品で色が違わぬよう、常に一定の色みに仕上がるよう
細心の注意を払います。温度や湿度により、
塗料や塗り方の微調整をします。

アルミ巻き加工

扉材の木口にアルミリムを施します。
アルミは、気温により2000mm につき1mm 伸縮します。
この動きに対応するため、正確で強力な接着加工が要求されます。

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各種小機械加工

各種収納オプションを取り付ける下地や電源コードの穴にはめるパーツなど、
さまざまな加工を一邸ごとの製作工程にあわせて行います。

組み立て・検品・梱包

人の手と機械を使い分けて、
加工されたパーツを組み合わせ、完成形に仕上げます。
パーツごとに加工検品を行いますが、ここでは最終的な出荷検品を行い、
丁寧なクリーニングを施した後に梱包し、邸別に完成品をまとめます。

保管

保管コストが余分にかからないよう、出荷計画にあわせて邸別に荷積みし、
目で見ての判りやすさと、荷積みのしやすさを確保します。

出荷

大型トラックの専用便で各地の配送センターに出荷。
配送センターからは邸別に製品を積んで、
お客さまのお宅へ設置・納品にうかがいます。

設置・納品

製品は、お客さまの住まいに運ばれ、微調整をしながら水平、
垂直を正確にして並べられ、耐震配慮などがなされ納品となります。
アフターフォローも丁寧に承ります。

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